犬に靴は必要ですか?
色んなご相談メールが届いたりします^^
私は今までに4頭の犬と生活してきました。
4頭の中でイタリアングレーハウンドの2頭は特に、私と共に富士山も7合目まで登るなど、色んな所に私と遠征し、行動を共にしました。
炎天下のアスファルトも歩いたことがありますし、ガレ場を走り続けて肉球がめくれたこともあります。
(肉球べろって剥けましたが、治りもあっという間でした)
今現在の19歳になる、私の犬の足裏です。
肉球はとても薄くなり、毛も伸び放題です。
犬の靴を履かせたこともありますが、走った際に、明らかに動きがおかしくなりました。
初めは慣れの問題かと思っていましたが、1~2ヶ月観察をしていると、どうも違う感じがしました。
さらには暫くすると、しっかり硬くなっていた肉球がドンドン柔らかくなっていきました。
この時に「アカン」と思いました。
実際、人間もそうですが、子供の頃は裸足で遊んでいたでしょう?
裸足で遊んでいた時に、足の裏から色んな情報を得ていたと思うんです。
この場所では、足の裏をすべて付けてしまうと良くない。とか。
世界には裸足で一日に数十キロを歩いて狩りをする種族も居ます。
語弊はありますが、その種族は足を痛めません。
その種族の事を書いている本が売っているくらいです。
(トレランのバイブルとなっています。)
ましてや野生の血が残る犬、我々よりも足から得ている情報は膨大だと思うんです。
その情報を遮断してしまう靴は危険である。と私は思っております。
実際、日本の災害救助犬は靴を履いていません。
我々が犬と行動する範囲にはないような、危険な場所にいるにも関わらず。
それが答えではないかなと思っています。
余談ですが、ジャパンケンネルクラブが公認している災害救助犬は、現在174頭いるようです。